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畳表について
 

畳表は藺草を緯糸に、綿糸や麻糸、化繊糸を経糸に織機で織り上げられたものです。

 藺草には丸藺と七島藺があり、一般的に使われている畳表は丸藺で生産され、

七島藺では青表を生産します。

 

丸藺は熊本、福岡、佐賀、高知、広島、岡山、石川、大分各県で生産され、

七島藺は大分県で生産されています。外国では主に中国や台湾、タイで生産されています。

国内生産の減少で、今では約3割を輸入品が占めています。

 藺草栽培は、11月から12月の寒い時期に苗を植え付け、6月から7月にかけて

刈り取りを行います。刈り取った藺草を泥染め・乾燥し、長さで選別したものを

織機で織り上げます。

 

  • 1枚の畳表には約4000本の藺草が使われています。

 

高級品と言われるものは約7000本の藺草が使われています。

 畳表には日本農林規格(JAS)が定められており、

規格・基準に合格した畳表には検査印が押されています。

 

品質の目安ですが、主に官公庁やハウスメーカーなどの畳に使われています。

 一般家庭向けには、厳選した長い藺草を使用して織り上げた高品質畳表が生産されています。

このほか長引表など各産地でそれぞれ特徴のある畳表が生産されています。

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